【企業分析】3922 PR TIMES

企業分析

企業概要

出典:楽天証券

プレリリース配信サイト「PR TIMES」を運営している会社。

2019年度は広告宣伝費が大幅増で認知度向上に力を入れていた模様。

その結果、最重要KPIである利用企業社数は増加している。

PRプラットフォーム以外にもタスク・プロジェクト管理ツールや広報・PR効果測定サービスなど多くのプロダクトを提供している。

がしかし、有料課金率は極めて低いようで、非公開ではあるが売上のほとんどがPRプラットフォームが占めていると思われる。

第1四半期決算ではTV-CMを停止したため、営業利益が向上している。

注目はEPSが前年同期比で2.9倍と大幅に増加している点。

今回のコロナ騒動で利用機会が減少も、一時的なもので成長基調を維持。

業務内容

PRプラットフォーム、プロダクト、メディア、PRプランニングの4つの事業を展開。

売上の比率は公開されていないので、それぞれどの程度売上があるのか分からない。

そのため、会社全体の業績から考察する必要がありそう。

PRプラットフォーム

PR TIMESとPR TIMES STORYの2つ運営。

PR TIMESは国内シェアNo.1、月間1万本を超えるプレスリリースが集まるプラットフォーム。

PR TIMES STORYは企業や団体内の当事者が自ら、サービスの開発秘話などの背景や裏話をストーリー形式で公式発表できる場。

プロダクト

6つサービスを提供している。

第1四半期決算では、Webクリッピング、Jooto、Tayoriのユーザー数が記載されていた。

有料課金率などは記載されていなかったが、ユーザー数は上記の3つは右肩上がり。

他にもPR TIMES LIVEやPR TIMES TVがあるが利用企業社数がどれほどかは分からない。

メディア

9つのメディアを運営。

様々なジャンルに特化したメディアを運営している。

おそらく広告収入になるのだが、PV数などは記載されていなかった。

PRプランニング

PR戦略/戦術立案や“読まれる”PRマテリアルを制作など行う。

PR TIMESをより利用しやすいコンテンツにするための事業になる。

業績推移

出典:株探

創業来13期連続で売上高25%超成長と営業黒字を達成。

今期の会社予想は売上高が減少も利益は大幅に増加予定。

チャート

出典:楽天証券

赤:20日 紫:50日 ピンク:150日 緑:200日

チャートの独自基準はクリア。

1800円付近を今回3回目で突破し、上場来高値を更新。

株式分割を行ったが、そのまま上昇トレンドを継続中。

財務

・流動比率:410.98% (200%以上が理想)

・当座比率:416.10%(100%以上が理想)

・固定比率:22.38%(100%以下が理想)

・固定長期適合率:22.29%(100%以下が望ましい)

・自己資本比率:79.66%(50%以上が理想)

すべての基準でクリア。財務は健全。

分析

粗利益率など

2021年2月期第1四半期決算短信より(単位:千円)

売上高:819,531

売上原価:119,359

原価率は14.56%なので、粗利益率は85.44%と非常に高い。

販売費及び一般管理費:422,666

販売費及び一般管理費は売上高に関して、51.57%と高め。

原価率が低く、広告宣伝費の減少から売上高営業利益率は33.86%と高水準になった。

売上高成長率+営業利益率は55.3%と高い。

成長性

近3年の売上高成長率とEPSの成長率は

2018/3月 連結:26.7%(売上高成長率) 48.2%(EPSの成長率)

2019/3月 連結:33.1%(売上高成長率) 27.1%(EPSの成長率)

2020/3月 連結:26.5%(売上高成長率) 3.1%(EPSの成長率)

近3年の広告宣伝費の増加により増益だが、成長率は鈍化。

売上高は13期連続で25%を超えており、成長を維持。

収益性

ROE:18.09%

ROA:14.29%

収益性は十分と見る。

割安か

※2020/8/23時点 独自で計算した数値

時価総額:309億円

PSR : 8.85倍

予想PER : 42.4倍

PEGレシオ:0.34倍

PSRで見ると、やや割安といった感じ。

PEGレシオで見れば割安と判断。

トレンド性

2020/8現在のテーマはEC、デジタルトランスフォーメーション、巣篭もり関連なのでテーマ性というと微妙かもしれない。

安定した成長を見せており、時価総額もまだ小さい。

TV-CMにより認知度上昇で利用企業社数は大幅に増加している。

利用企業社数が増えれば業績も上がっていくので、PEGレシオで非常に割安で上場高値を更新した今が強い上昇トレンドに移るタイミングと見る。

利用企業社数推移

出典:PR TIMES 2020年度第1四半期決算説明資料

利用企業社数はQonQでみても、右肩上がり。

第1四半期の新規利用企業社数は3,223社で前年同期比でおよそ60%も増加している。

広告の効果は今回の決算で顕著に見られたと思う。

コメント

以上がPR TIMESの分析です。

売上の比率の詳細は記載されていませんが、Webクリッピング、Jooto、Tayori等のサービスは有料課金率が極めて低いようなので、ここの売上が増加してくればさらなる業績向上が期待できると思います。

もちろん、PR TIMES自体の利用企業社数もまだまだ拡大余地があります。

宣伝効果も業績に現れてきているようなので、次の投資先としては最有力候補です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

少しでも参考になったら嬉しいです。

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